生活クラブで行っている放射能検査の3つの特徴
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「放射能検査を実施しています」
というのは最近よく聞きますが、では実際にはどういった検査をしているのでしょうか?
今回は、生活クラブが実際にどのような放射能検査を実施しているかについて調べてみました。
生活クラブで実際行っている放射能検査
生活クラブでは、5台の放射能測定器を使って、放射能を測定しています。肉、魚、野菜などをはじめ、一般では検査結果があまり公開されていないお菓子や加工食品も検査されています。
検査の詳しい流れについては、生活クラブのHPに詳しく載っていますのので、そちらをご覧ください
→生活クラブHP:放射能検査の方法
生活クラブの放射能検査の3つの特徴
放射能検査の流れだけをみると、他の生協や食材配達会社と変わらないように見えますが、実は生活クラブの放射能検査には3つの特徴があります。1、自主基準に基づいて検査しています。
生活クラブでは放射能の基準値について、国の基準で決められている基準値よりもさらに厳しい独自の自主基準を定めています。決して「不可能」な理想の数値をきめたわけではなく、十分に実現可能な数値として判断したうえで決められた自主基準値です。
この自主基準にもとづいて、検査をしています。
【自主基準についての詳しい内容はこちら
→生活クラブの放射能の自主基準が独自に決められている3つの理由】
2、徹底した検査実績があります。
生活クラブでは、3.11の原発事故以来、徹底した放射能検査を行い、25363件ものデータを積み上げてきました(2012年7月末時点)。この検査数は、全国の行政機関で行われた全検査数のおよそ12%にも相当します。
このデータからも、生活クラブのデータは市販品のそれを大きく上回っているということがわかると思います。
ちなみに、放射能検査は現在も継続してずっと行われているため、現在では25363件を大きく超えるデータになっていると思います。
3、検査結果は全て公開されています。
事故直後から積み上げられたデータは、全てWEB上で公開されています。このデータは生活クラブの組合員はもちろん、組合員でなくても誰でも見ることが可能です。
検査結果はこちらから見ることができます。
→生活クラブ:放射能検査結果WEB検索
検査の結果はもちろん大事ですが・・・
生活クラブの放射能検査の3つの特徴をみてきましたが、この特徴から、生活クラブがきちんと検査を行っていて、なおかつその検査結果を全て公開している誠実さがわかると思います。検査の結果ももちろん大事です。
でも検査の結果が公表されないというのがいちばん問題です。
なぜなら、公表されていないと、良いも悪いも判断ができないからです。
きちんと検査して、情報を公開する、ということも検査結果と同じくらい大事なことなんだ、と生活クラブの姿勢をみて改めて感じました。