【健康食材用語】トランス脂肪酸と表示指針

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今回はトランス脂肪酸について書いてみたいと思います。トランス脂肪酸(TFA)とは、
構造中に「トランス型」の二重結合を持つ不飽和脂肪酸のことです。 

天然植物油にはほとんど含まれず、水素を添加して硬化した
マーガリン、ショートニング、ファストスプレッドなどを
製造する過程などで発生します。

 

この「トランス型」は自然界にはあまり見られない構造で、
したがって体内に入っても代謝されにくく、蓄積されて
体に良くない影響を与えると言われています。

 

トランス脂肪酸は多く採りすぎると
動脈硬化・心臓疾患・ガンなどのリスクが高まるといわれており、
2003年以降は、トランス脂肪酸を含む
製品の使用を規制する国が増えており、中でもアメリカでは
トランス脂肪酸の表示が義務づけられています。
一方日本ではもともとトランス脂肪酸の摂取量が
諸外国より低かったこともあり、
現在規制はほとんどされてませんが
2010年12月にセブン&アイ・ホールディングスが
トランス脂肪酸を含む商品を販売しない方針を発表
し、
それをきっかけとして日本でもトランス脂肪酸表示を求める声が高まり、
表示義務化への議論が高まりつつあります。
2011年3月には、消費者庁は、過剰摂取すると動脈硬化などのリスクが高まる
トランス脂肪酸に関する表示指針を正式に決定したそうです。

まだ義務化ではありませんが、
同庁は食品事業者などに、指針に沿って
製品の容器や包装に含有量を表示するよう要請する
のことです。

併せて将来の表示義務化に向けた検討も続けるとのこと。

しかしまだ表示義務化には至っていないのが現状です。

表示があれば、消費者側としても
それを基準に商品を選ぶことができるし
企業側もトランス脂肪酸の少ない商品を発売したり
という動きもでてくると思うので
ぜひ早く表示義務化してほしいです。

 


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