加工助剤とは?市販のあんこが安い理由*丸きんまんじゅう生産者交流会①*
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6月6日に、野並の生活クラブ名古屋センターで行われた「丸きんまんじゅう生産者交流会」に行ってきました!!
いつもながら手作り感のある、アットホームな雰囲気です(・∀・)
今回のメインイベントは、なんといっても
ロールケーキづくり!!
丸きんまんじゅうさんが持ってきてくれた、こだわりのスポンジを使って、ロールケーキブッシュドノエル風にデコレーションしちゃおう!という企画。
正確にいうと、ロールケーキ「巻き」体験ですね。
もちろん巻いたあとには・・・
そう!試食が待ってるんですよ~ヘ(゚∀゚*)ノ
生活クラブの生産者交流会には何度か参加したことがあるんですが、スイーツの交流会は参加するのが今回がはじめてなので、テンションあがりまくりです!!
ちなみに過去の生産者交流会の記事はこちらです。
*参考記事*
「簡単な本格インドカレーの作り方♪和高スパイス生産者交流会①」「生活クラブの牛乳は低温殺菌牛乳ではなかった?!【新生酪農さんのお話]牛乳消費地交流会①」
もういきなり巻いちゃいたいところですが、まずは生産者さんのお話を聞いてから。
ロールケーキ作りも楽しみですが、毎回貴重なお話を聞けるので、生産者さんのお話もとっても楽しみなんです♪
丸きんまんじゅう生産者交流会 生産者さんのお話
まずは生産者さんの下田さんのお話から。
スライドや、手元の資料活用しながらがらいろんなお話をしてくださいました。
・・・と、こうやって書くとなんだかマジメな雰囲気がしますが・・・
この下田さんのお話がすっごく面白かったんです!
九州弁や冗談も交えながらのお話で、会場は大爆笑!!
堅苦しい雰囲気はまったくなく、交流会は和やかにすすんでいきました(´∀`)
なぜ、「まんじゅう」なのにロールケーキなのか?
ちなみに、「なぜ社名に「まんじゅう」がつくのに、ロールケーキをつくっているのか?」と疑問に思われる方も多いと思います。
最初は社名のとおり、まんじゅうの製造のみだったそうですが、あるとき、丸きんまんじゅうさんのハイカラな工場の外観から勝手に「洋菓子工場だろう!」と勘違いしたある業者さんからロールケーキ製造の依頼がはいったそうです。
普通なら断るところでしょうが、これまたたまたま当時の丸きんまんじゅうさんの従業員のなかにパティシエ経験者の方がいたためロールケーキを作ることになり、それがきっかけで、和菓子だけでなくロールケーキ、タルト、ワッフルなど洋菓子の製造をするようになったそうです。
偶然って不思議ですね~
その勘違いの依頼がなければ、私達が丸きんまんじゅうさんのロールケーキを食べることはできなかったのかもしれないですもんね。
さて、お話は添加物のことへ・・・
市販のあんこが安い理由~加工助剤とは?~
スーパーには、安いまんじゅうがたくさん売られていますよね。100円などで売られている安価のおまんじゅう。
なぜあんなに安くおまんじゅうを作ることができるのか?
それには訳があるんです。
その訳とは、ズバリ添加物。
まんじゅうを安く売るためには、あんこを早く大量につくる必要があります。
そこで活躍するのが添加物なのです。
小豆を煮るときには重曹を入れると皮が早くやわらかくなる、と言われています。
丸きんまんじゅうさんもあんこを作るときには重曹を使っているらしいのですが、それだといくら早くなる、といってもやはり時間はそれなりにかかります。
そこで登場するのがリン酸塩です。
リン酸塩は、とりすぎると骨がもろくなる、といわれているほどの力をもっています。骨がもろくなるくらいなので、小豆の皮をやわらかくするのなんて朝飯前。
といわけで、リン酸塩を使うと、重曹を使うよりもはるかに早く小豆をやわらかくすることができるのです。
そのため、あんこを早く大量に生産することが可能なのです。
そして、ここからが怖いところなのですが、あんこに使われているリン酸塩は、「加工助剤」といって、加工するときにつかう添加物のため、表示義務がないのです。
そのため、原材料表示をみても、かかれているのは「あんこ」のみ。
加工助剤であるリン酸塩の表示はどこにもありません。
表示を見て、「添加物がないから安心だわ♪」と思いきや、添加物が使われているという・・・
これって、すごく怖いことですよね。
表示されていればまだ選ぶこともできますが、これでは自分でも知らないうちに添加物をとってしまうことになってしまいますもんね・・・
ちなみに、和菓子屋さんで、昔ながらの作り方であんこをつくっているところは別でしょうが、市販のおまんじゅうにはほとんどリン酸塩が使われているそうです。
そしてリン酸塩だけでなく、シリコーン樹脂剤(消泡剤)も使われているとか。
安いおまんじゅうには、こんな「安い理由」があったんですね・・・
添加物が体にいいわけがない!愛犬の病気の例
添加物が体に悪い、という一例として、下田さんの愛犬のお話をしてくださいました。
下田さんの愛犬は、シーズー。
ペットショップで言われたとおりに市販のペットフードをあげていたら、涙ヤケ・アレルギーなどの症状がでてしまい、毛もはげてきてしまったそうです。
大事な愛犬が病気になってしまった!と獣医さんにみてもらったら、シーズーは体質的に涙ヤケになりやすいそうで、治らないから、うまくつきあっていくしかない、というようなことを言われたそうです。
しかしあるとき、下田さんの友人から紹介してもらった自然派の添加物無しペットフードに変えたところ、時間はかかったけどなおったとか。
聞いた話によると、ペットフードは人間の食べるものよりもかなり劣悪で、人間には禁止されている添加物でも、ペットフードには使用可な添加物もあるのだとか。
生物は、食べたもので体ができています。
動物も人間も同じ。
添加物が体に良いわけないですよね。
添加物のお話はまだまだ続きます。