生活クラブの評判と放射能対策について考えてみました。
生活クラブの放射能対策について、批判のブログなどが結構多くみられるようです。
批判の対象は、放射能検査の検出限界値が高いから危ない、とか、生椎茸から高い数値のセシウムが数値が検出された・・・というものに集中しているようです。
しかし、言い換えれば、「高い数値を検出した」ことを隠さずに公開しているのです。
これはある意味、すごいことだと、私は思います。
きちんと公表している姿勢
世の中、産地偽装だとかいろいろ言われています。放射能だって注目されている大きな問題。
その中で、放射能検査で高い数値を検出した、となればあまり公開したくないというか、真っ先に隠したくなるようなお話。
でも、生活クラブはそれをせずに、結果がどうであろうと消費者にその結果を公開するほうを選んだわけです。
その誠実さは、きちんと評価されるべきだと思います。
もちろん、偽装したり、隠蔽しない、ということは当たり前のことです。
でも、その当たり前のことをしていない企業がどれだけ多いことか・・・
昨今の騒動をみていてもわかります。
その中で、生活クラブは当たり前のことをきちんとしている生協だと思います。
誰が悪いのか?
そして、その高い数値がでたということ。
これは、生活クラブが悪かったのでしょうか?
それとも、生産者の方が悪かったのでしょうか?
私は、誰のせいでもないと思います。
原発事故があった。そのために作物が汚染された。
これは生産者のかたのせいではないし、ましてや生活クラブのせいでもありません。
しいて言うなら、原発というものを受け入れてしまった、私達全員のせいなのかもしれません。
でも、そんなことを言っても、事故がおきてしまった事実はもう変わらないわけですよね。
その中で、どうしていったらいいのか?
生活クラブは理想論だけではなく、現実的にこの問題に取り組んでいると思います。
選ぶのは自分です。
実際、スーパーで売られている市販品の、どれだけがきちんと検査をされているのでしょうか?スーパーの売り場にはいちいち「検査済みです」とか「この商品はセシウム不検出です」とかいちいち書かれていません。
しかし、生活クラブはほとんどの消費材で検査を実施し、その検査結果を全て公開しています。
【詳しい記事はこちら→生活クラブで行っている放射能検査の3つの特徴】
情報が公開されていることの何がいいんでしょうか?
それは自分で選ぶことができることです。
人のせいにせず、また人任せにせず、自分できちんと選ぶことが大事。
自戒の念もこめて、改めてそう思います。
そして、生活クラブならそれが可能だとも思います。
生活クラブには、これからも誠実な生協でいてもらいたいな、と思います。