放射能問題:生活クラブの消費材の安全性について考えてみた。
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放射能の問題は、一時期よりは鎮静化しているかにみえますが、実態は全然収束していないといえると思います。
食材に対する安全性が叫ばれる中、
「では、生活クラブの消費材の安全性は大丈夫なんだろうか?」
ということで、生活クラブの消費材の安全性について考えてみました。
生活クラブの放射能に対する姿勢
生活クラブの放射能の検査は、国よりも厳しい独自の自主基準に基づいて行われており、ほぼ全品といっていいほどの数の消費材が検査されています。さらに、その結果は全てWEB上で公開されています。
【生活クラブの放射能検査についての詳しい記事はこちら
→生活クラブで行っている放射能検査の3つの特徴】
生活クラブの放射能対策は、数ある生協の中でもやはり厳しいほうといえるのではないでしょうか。
問題は放射能だけじゃない?!
3.11以降は放射能の問題が大きくクローズアップされてきました。それはもちろん当然のことなのですが、他の問題が見落とされがちになってきていると思います。
農薬や、添加物の問題ですね。
一時期、放射能に汚染されている国産のものよりも外国産のものが安全、という風潮がありましたが、ポストハーベストや農薬のことを考えると、農薬をとるか、放射能をとるか・・・どっちを選んでもどうなんだろう?という疑問がわいていた当時をおもいだします。
生活クラブは放射能対策もされていますが、他の面でも安全な食品を届けるために対策をしています。
その対策について少しみてみようと思います。
遺伝子組み換え対策をしている
実は日本は、世界でもっとも遺伝子組み換え食品を食べている国といわれています。普段私達が食べている加工食品の原料に使われている大豆やトウモロコシ、菜種などは、そのほとんどがアメリカやカナダからの輸入品です。
そしてその大半は、遺伝子組み換え品種に変わっているのです。
しかし日本では、加工原料に表示義務のないものが多いため、そのことはあまり知られていません。
遺伝子組み換え作物は、人の健康や地球の生態系へ悪影響を及ぼす、として、生活クラブでは1997年から対策を進めてきました。
そして現在では、現在ではビタミンなどの微量原料や製造工程中に使用するアルコールなどを除いて対策が終了されています。
数値でいうと、遺伝子組み換え対策は85.9%対策が終了されています。
遺伝子組み換え作物はNO!という姿勢をとり、それを実現していっている生活クラブの消費材の安全性は高いと思います。
添加物の使用が最低限である。
日本では、実に1500品目の食品添加物が認められています。スーパーで売られている加工食品やお菓子で、添加物が使われていない商品を探すのが難しいほど、多くの食品で添加物が使われています。
生活クラブでは、
「不要な添加物は使わない」
「安全性が疑わしいものは使用しない」
「使用したものは全て公開する」
を原則として、添加物の削減をすすめてきました。
実際生活クラブの消費材を使ってみても、アミノ酸は使われているのを見たことがないし、添加物が全く使われていない商品が数多くあります。
添加物の面からみても、生活クラブの消費材は安全だといえます。
放射能対策「だけ」が大事なのではない
放射能対策はもちろん大事です。実際生活クラブも放射能対策はきちんとしています。
でも、食品の安全には、放射能だけが大事なのではなく先ほどあげた添加物・遺伝子組み換え作物・また農薬等も、全部大事なのです。
それら全部がクリアされてこそ、「安全」といえるのではないでしょうか?
生活クラブはそういった意味で、全ての問題に真剣に、誠実に取り組んでいます。
そういった総合的な面からみても、生活クラブの消費材は「安全」といえるのではないか、と思います。